2013年11月24日日曜日

イブ・サンローランに学ぶアイデアの作り方

みなさんこんばんわ。
昨日に引き続きgrandirの野澤です。



すいません、今日は画像使ってないので
眠くなってしまったらすいません><。




昨日ご紹介した映画「イブ・サンローラン」がありました。
そして、アイデアとはこのように作るのかという一つの気づきがありました。



わたしたちもヘアショーやコンテスト、またはフォトグラフを作るにあたり
様々なものを見たり聞いたりして一つのアイデアを作ろうとします。

たいていは、色々なものを見すぎて何が作りたいか迷走したり
神がかりなインスピレーションに期待したりと、思うように
新しいデザインは作れないな、と嫌になってしまうこともあります。


わたしが映画「イブ・サンローラン」を見て感じたことは
天才と呼ばれたイブでもコレクション発表に行き詰まり
アルコールに溺れ、薬物に依存するくらいに悩まされた事実が
あるのだなということでした。


しかし、イブは周囲の期待を裏切りまた斬新なアイデアで
一世を風靡してきたのでした。



感覚的に生きているイブが大切にしていたことがあったそうです。
常に芸術に触れている、ということです。

恋人のピエールと週末にドライブに行き
気になる美術品があると、これが欲しいと良い家に飾ったそうです。

常にたくさんの、そして一つのデザインというアイデアに
イブは考え、考え抜いてそしてインスピレーションを受けたのかなと
わたしは思います。


ジェームズ・W・ヤングによれば
アイデア(デザイン)を作るのに大切なことが二つあるそうです。

・アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外のなにものでもない
・新しい組み合わせに導く才能は、事物の関連性をみつけ出す才能に依存する


これは広告代理店でも、飲食店でも営業でもクリエイターでも
全ての業種にいえることだそうです。
少し理解するのに時間がかかりますが。笑


要はたくさんのものを見てたくさんの知識を得て、関連性のあるもの
またはないものを組み合わせることによって、新たなアイデアが生まれるということみたいです。

例えを出すとアルフレッド・ウェゲナーによる有名な「大陸移動説」
というのがあります。
地球の表面を一年間に数センチメートルの速度で移動するというものです。

ウェゲナー以前にも大陸の移動を指摘する者や
大西洋側の陸をくっつけると一つの大陸になるというものは既にいたそうです。
つまり、大陸移動説のもとになる要素は既存の要素だったということです。



しかし、それらの要素を組み合わせて「大陸移動説」を主張した人は
ウェゲナー以前にはいなかったそう。


これが既存の要素の組み合わせが新たなアイデア。という考え方だそうです。

チャールズ・ダーウィンという有名な生物学者も同じことがいえるそうですが
話しが長くなるのでそれは省きます。笑



つまり、イブはたくさんの芸術を見てきたことにより
たくさんの旅行にいったことにより
たくさんの人の影響を受けたことにより
一つのアイデアが生まれたということです。


そんなのインスピレーションが降りてこなければしょうがない!
という方がいればぼくは反論できません!笑

なぜならわたくし自身もまだ、これだ!という新しいデザインを
作ったという自負がないからです。
そこでこの話しの結論になります。


自身の話しになりますが、アイデアを作るために
既存の要素を集めるわけですが
この既存の要素集めに力をぬいてしまうと、新しいアイデアは作れないのだ!
という結論です。

例えば斬新なヘアデザインが作りたいと思えば
様々な美容師のクリエイションを見たり、フォトグラフを見たり。
美術展を見たり、絵を描いてみたりと。
その行為自体に本気で打込んでいなかったということです。

インターネットでクリエイティブデザインを見れるので
それらを見て満足して、それら中の要素を組み合わせて
またはほぼ同じ要素のままデザインに落とし込んでいたな、と感じたのでした。


区切りが悪いですがこのへんで…


さて、ついつい長くなってしまい書いている途中
わたしは短編小説家な気分になりました。笑

会社のブログでこんなことを書くのが
ふさわしいかどうかは分かりませんが美容師として
人として、もっと楽しんでクリエイション活動をしていきたいと思いますし
そう思ってるスタッフが多いもまたうちの会社です。

今回はお店の出来事や告知ではありませんでしたが…
また明日からは12月だけのキャンペーンや
お得な情報などをお伝えしていきます!


それでは、また!


de.la.mair grandir 野澤祐介